― もしこんな「場」にいたらいったん深呼吸 ―
ぼく/わたしが感じた“洗脳されやすい空気”チェックリスト
はじめに
前回は “かるい同調圧力なら3ステップでほどける” という話をしました。
今回はもう少し手前――「そもそも巻き込まれないための“場”の見分け方」 をまとめます。
※ここに書くのは わたし個人が体験し「ヒヤッとした」感覚 です。団体や人を責める気持ちはありません。
1 赤信号が灯る8つの環境
赤信号 | どんな様子?(わたしの体験メモ) |
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① 外と切れる空間 | 「スマホは電源を切って」「ニュースはネガティブだから見ないで」――外の情報がストップ。 |
② イスがずら〜っと一直線 | 後ろを向くとみんなににらまれそう。ステージは1段高く、“前だけ見ろ”の雰囲気。 |
③ 早朝〜夜遅くまでビッシリ | 「人生を変える合宿!」と言いつつ休む時間がほぼゼロ。頭がボーっとする。 |
④ スタッフの“目配り”が過剰 | 出入口にスタッフが立ち、外へ出ようとすると「大丈夫? 今帰るの?」とストップ。 |
⑤ 大きな声でスローガン合唱 | 同じフレーズを何回も叫ぶ。だんだん考えるより歌うほうが楽になる。 |
⑥ 公開ほめ&公開しかり | みんなの前で急に褒められる → そのあと別の人がきびしく叱られる。気持ちがジェットコースター。 |
⑦ バッジや座席で上下関係が丸見え | ゴールドバッジの人は前列、シルバーは後ろ…「上の人に従う」が当たり前に。 |
⑧ 辞めた人を悪く言う | 「あの人は裏切り者」「波動が低い」――そんな言葉で外へ出る勇気が奪われる。 |
2つ以上あてはまったら → まずはトイレ休憩で外の空気を吸って頭をリセット!
2 その場でできる小さなセルフチェック
- ポケットの中のスマホ
- 5分だけ電源を入れ、外の友達に「今、〇〇○〇中。特に用はないけど生存報告」とメッセージ。
- 身体のサインを聞く
- 胸がざわざわ/頭がフワフワ→そのままにしない。深呼吸3回+水を一口。
- 「またあとで決めます」を口ぐせに
- 何かを申し込む紙を渡されたら、その場で書かずにいったん保留。
3 もし主催する立場なら
- 出口はふさがない:途中退出OKと最初に宣言。
- 休憩は休憩として確保:水分+スマホ確認タイムをセット。
- 離れたい人は笑顔で見送る:去る自由があるほうが、残る人も安心して学べる。
4 おわりに
洗脳という言葉はドキッとしますが、“よい言葉”や“感動”も使い方しだい。
わたしたち一人一人が
- 「外とつながる線を切らない」
- 「モヤッとしたら一歩下がる」
この2つを覚えておくだけで、心のハンドルを自分の手に戻せます。
もし今日どこかで「赤信号」を感じたら、まずは深呼吸して外へ出てみましょう。
それだけで、あなたの世界は守られやすくなります。
あとがき
ここで取り上げた手法や空間演出は、本来「人を後押しする力」にもなり得ます。
大切なのは、出口をふさがず “選び直せる自由” が残っているかどうか。
もしあなたが変化を求めて飛び込むときも、合わないと感じた仲間を笑顔で見送れる場であるか――そこだけは忘れずにいてください。
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