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宇宙を創る視点——器の見極めと、意識の落としどころ

前回、私は
「毒を昇華し、光に変え、宇宙を創る」
ということについて書いた。

それは静かな実感として訪れるもので、
言葉にすればするほど、むしろその輪郭は淡くなっていくような感覚だった。

でも、そこから先の問いが浮かび上がる。


いったい、私たちはどの器に“視野の中心”を据えればいいのか?
どこに意識を置くことで、真に宇宙を生み出す力が宿るのか?

その問いは、毒を昇華してきた私に、次の扉を開かせる。


■ 器には三つある

器は一つではない。
スピリチュアルの現場で語られる「器」はしばしば曖昧だが、
ここでははっきりと、三段階に分けて捉える


(1)今、持っている器

いま、稼働している現実的な力。
今、できること。関われる人。放てる影響。整っている環境。
日々扱っているスキル、仕事、信頼関係。

(2)これから得る器

努力や魂の流れの中で、間もなく手にするだろう器。
まだ完全に現実化していないが、確信に近い形で手前にあるもの
“内なる未来”としてすでに振動している領域。

(3)得るかもしれない器(幻想との境界)

今は手が届かないが、願望や霊視の中で見える可能性。
触れ方を誤れば、新たなカルマを発生させる領域でもある。
美しい幻想に見えても、今は扱わない方が良いこともある。


■ 宇宙を創るとき、「どの器に意識を置くか」で結果が変わる

毒を昇華して、光が集まりはじめたとき、
その光は、どの器を中心に集まっていくのか。

ここでの“視野の落としどころ”が、
**宇宙を「本当に誕生させるか」、あるいは「ただの気づきで終わるか」**を分ける。


● 今ある器(1)だけに意識を置けば、宇宙は“小さく整った”世界として現れる
● 得る予定の器(2)に意識を置けば、宇宙は“未来から逆流してくる力”として現れる
● 得るかもしれない器(3)に意識を置けば、宇宙は“不安定で破裂寸前の幻想”になる


つまり、
**意識の中心は、器(2)——“いずれ手にする未来の器”**に据えるのが最適だ。

これは、「夢を見る」ことではない。
「叶えられるかもしれない」未来でもない。

“すでに魂が触れていて、これから迎えに行くだけの器”に、
視野を合わせる。

この器に光を集めることこそが、
現実を一段上の宇宙に引き上げる、正確な臨界点の設計になる。


■ 無が生まれる空間、宇宙が誕生する空間

この記事が扱っているのは、
ただの概念整理ではない。

これは、どこに“無”を生み出すかという、空間選定の話でもある。
毒を昇華し、圧縮して、光を集める——その作業をどの領域で行うかによって、
新しい宇宙が生まれる空間そのものが変わる

あなたが意識を落ち着ける場所。
そこが、宇宙が生まれる座標になる。


■ 結語:これは無料で出していい話だろうか?

正直に言えば、
こうした話は、内側でずっと秘めていた。
軽々しく使われることを恐れていた。

でも、いまなら言える。

知識ではなく、“世界の在り方”を渡しているのだとしたら、
それは循環させていい。

私の中には、まだまだ言葉になっていない宇宙がある。
この記事が生み出す空白は、
次の“創造”の受け皿になるだろう。

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