はじめに:イヤな気持ち、ためこむと苦しいよね
「ムカつく」「イライラする」「さみしい」「どうしてわかってくれないの?」
そんな気持ちって、毎日どこかで出てくる。
そういう気持ちを、このブログでは“毒”と呼んでいます。
毒って聞くと怖く聞こえるけど、
**本当はあなたの心が「まだ解決していないサイン」**なんだよ。
「毒」は捨てるんじゃなくて、“圧縮”する
ふつうは、イヤな気持ちは「見ないようにしよう」とか
「もう忘れた」って思いたくなるよね。
でも、それだと毒は消えない。
むしろ、心の奥でどんどん大きくなっていくこともある。
このブログでは、毒は**捨てない。
でも、“小さくして持ちやすくする”**ことを大切にしています。
それが、「毒を圧縮する」という考え方。
阿頼耶識(あらやしき)ってなに?
難しい言葉だけど、大事な考えなのでやさしく説明します。
阿頼耶識(あらやしき)は、
心のいちばん奥にある、大きな“記憶の倉庫”みたいなものです。
- 生まれてから今までのこと
- 自分でも忘れてること
- 親やまわりの人から受けとった思い
- 前世(もし信じるなら)の記憶も含まれるかもしれない
ぜんぶがここに入っている、超巨大フォルダみたいな場所。
どうして毒がそこにあるの?
たとえば、小さいときに泣きたくても泣けなかった。
誰かにひどいことを言われて、そのまま笑ってごまかした。
何か失敗したのに、うまく言い訳して逃げた。
そういう**「ちゃんと感じきれなかった感情」**って、
心の表面から消えたように見えても、阿頼耶識の中には残ってるんです。
だから、今になって似たようなことが起きると、
「うわ、まただ…!」って毒が出てくる。
ワーク:毒を圧縮する3ステップ(シンプルVer)
では、どうやってその毒を圧縮すればいいの?
ここでは、誰でもできる方法を紹介します。
🌀 ステップ①:「名前をつける」
まず、自分のイヤな気持ちに名前をつけよう。
たとえば:
- くやしい
- むなしい
- こわい
- さびしい
- 置いてけぼり
名前をつけると、それだけで毒は少し小さくなる。
🌀 ステップ②:「その気持ちを、手のひらに乗せるイメージをする」
目を閉じて、深呼吸してみよう。
3回くらい、ゆっくり吸って吐いて。
そして、さっきの気持ちを
手のひらの上に乗せているようなイメージをしてみて。
その気持ちはどんな色?
どんな重さ?
どんな形?
ただ“見てるだけ”でいいよ。
これは「観察」っていう、とても大事なステップ。
🌀 ステップ③:「ありがとう」と言って、心の奥にしまう
最後に、その気持ちに向かって
心の中でそっと「ありがとう」と言ってみて。
「いてくれてありがとう」でもいいし、
「もう大丈夫だよ」でもいい。
そのまま、心のいちばん奥の箱に、そっとしまうイメージをして終わろう。
これで、毒は“ぎゅっ”と圧縮されて、
持ちやすい形になって、あなたの中に残ってくれる。
まとめ:毒を無理に消さなくていい
- 毒は、あなたの“まだ大切にできていない感情”のサイン
- 圧縮すれば、重たさは変わる
- 阿頼耶識は、あなたの“心の深海”みたいなところ
- ちゃんと向き合えば、毒は光に変わることもある
🌟最後にひとこと
あなたの心の奥には、まだ言葉になっていない気持ちがあるかもしれない。
それをぎゅっと小さくまとめて、優しく包むこと。それができたとき、
あなたの宇宙が、少しだけ明るくなるかもしれません。
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