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【笑える毒の話】 毒の哲学Ⅴ──悪魔を見送る静かな午後
最近、図書館が心地いい。静かな場所にいると、かつての記憶が「おとぎ話みたいに」浮かび上がる。 ——その記憶の主人公は、初老のルシファーだった。 若かりし頃、彼は人を迷わせる達人だった。口先ひとつで信仰を奪い、愛を疑わせ、希望を反転させた。100... -
【毒の哲学】毒の哲学Ⅳ──白の箱舟から見えた悪の階層
神話の世界には、いくつもの層が存在する。けれど、私たちはその“下の階層”について、あまり語ろうとしてこなかった。 今日はそれを、ひとつの映像として“白の箱舟”から眺めてみる。 まるで、天高い空間に浮かぶ白く静かな場所から、宇宙の記録が床に映し... -
【毒の哲学】鬼が神だった土地の話
邪悪とは、いったいどこの記憶なのだろうか?毒という括りの中にある、悪魔、生霊、悪霊、嫉妬、堕天…その源に、私たちは触れたことがあるのだろうか。 ひとつの仮説として—— それはきっと、宇宙が誕生するより前の話なのだと思う。あるいは、“出来事とし... -
【毒の哲学】毒を語るということは、宇宙の悩みを語ること
宇宙がもし呼吸するなら、その吐息に毒が混じることもあるかもしれない。そんな仮説を前回の投稿で描いた。 では、実際に宇宙の中に「毒」はあるのだろうか?あるとしたら、その毒は誰が生み出したものなのだろう? スピリチュアルの世界では、よく“毒”に... -
【毒の哲学】あなたの毒も、宇宙の呼吸かもしれない
宇宙が創造されるとき、そこには必ず「無(む)」と呼ばれる始まりがある。 何もない。けれど、確かに“それ”はある。 この無とは、過去のすべてが静かに消え去った瞬間か、あるいは、未来がまだ名を持たぬまま息をひそめている場所か。 いずれにしても、世... -
【静かな猛毒】神棚から降りた日、宇宙を創ると決めた
神棚に祀られたような特別扱いも、誰かの言葉に従いすぎて馬鹿にされる日々も、気づけば、どちらにも嫌気がさしていた。 そんな頃、ある日ふと前世の自分から“メッセージ”を受け取るような感覚が始まった。 きっかけは2011年1月、グループヒプノセラピー。... -
【静かな猛毒】招き猫のように座るだけの人生
毒を語り続けてきたこの場所で、そろそろ“猛毒”の声にも耳を傾けるときが来た。 それは怒りというより、焦りから滲み出した記憶。信じたものに裏切られたときの、あの、芯から冷えるような感覚の記録だ。 私にはかつて、強く依存したスピリチュアルカウン... -
【笑える毒の声】運命100%、既読スルーも100%
ツインソウル、ツインレイ。スピリチュアル界隈で恋愛に名前がつきすぎている気がする。 いつの頃からか、「これは運命の人だ」と名付けることが、まるで恋愛の免罪符みたいになっていた。 でも本当に、それは“運命”だったのだろうか? たとえば、こういう... -
【毒の声】賞賛が私を壊しはじめた頃
ツインソウルに出会ったのは、たしか2010年4月24日だった。 当時の私は、介護職に就きながら、コーチングを学び始めたばかりだった。まだ「自分で選ぶこと」の意味が曖昧で、誰かに導かれることが生きる希望になっていた。 だから、よく通っていた。あるス... -
【静かな毒】夢を支える鵜になった日
「夢を叶える」と信じたあの日、私は鵜になった あの頃、私はカウンセラーになりたかった。 でも、どこを探しても「これだ」と思えるスクールは見つからなかった。その空白を埋めるように出会ったのが、アメリカ発の心理学系コーチングスクールだった。そ...